開幕戦の敗戦以外、ここまで負けなしのマリーンズ。
一方、ようやく片目の開いたゴールデンイーグルス。
同じ新監督のチームなのに、なぜにここまで差が…。
西村監督、存在は地味だけど、
自チームの戦力を熟知している点は手強い。
一方のブラウン監督、
西村監督ほど自軍の戦力を把握しているのかどうか…。
先発は3本柱の3番目と順当に、エーダッス永井。
そして相手は、またまた“天敵”の唐川が登場。
昨季は唐川を打ち崩し、苦手意識を払拭したはず。
この試合でも7安打を浴びせてはいるのだが、
一方では9個も三振を奪われ、9回表に1点とるのがやっと。
しかも小林宏が出てきてピシャッと閉められガラガラ閉店。
打線に工夫がないのか? それとも監督の采配に工夫がないのか?
多分、どっちもだろうなぁ。
エーダッス永井は7回を投げて被安打9、5失点で自責点が3。
全体的に「永井なり」な投球内容だったけど
簡単に先頭打者を出してしまったのが痛い。
1、4、6、7の各イニングは、
4回以外すべて失点に絡んでいる。
中にはフィリップスの落球とかもあったし、
永井一人に責任をおっ被せるのは可哀想だけど。
それでも、先頭打者を簡単に出す愚は責められて然るべき。
「ノムラの教え」を失念しちゃったんでしょうかね?
31日【東北R☆13-4★千葉L】@千葉Mスタ
先発は今年こそ先発ローテ定着が期待されるコージー青山。
ところが先頭の西岡に2球投げただけで、
脇腹を押さえて降板してしまった。
ルールだと最低一人には投げなきゃいけないけど、
それすらもクリアできないほどの痛みだったのか。
入院後に出た診断結果は左内腹斜筋損傷で、
全治まで4~6週かかるとのこと。
たった2球投げただけで、こんな酷い怪我するわけがない。
たぶん以前から強い痛みがあったのではないだろうか?
コージーも自己申告して先発を回避してもらうべきだったし、
そのことに気付かない首脳陣にもまた、問題アリだと言える。
巨人キムタクコーチの件もあることだし、
どんな些細な“痛み”にも、選手は注意を払ってしかるべきだろう。
で、3球目からマウンドを引き継いだのは長谷部。
今季は藤原の影に隠れて中継ぎに回されてしまったが、
これこそ、まさに「棚からぼたもち」のチャンス!
いや「カレーの浩二様」だけに「棚からカレーライス」か。
さすがに緊急登板なので、まだ肩も温まってなかったのか。
先頭の西岡を四球で出し、バントで送られ、井口に打たれて1失点。
4回にはサブロー、5回には西岡の一発で2失点。
長谷部は5回を投げ切ったところでマウンドを降りた。
被安打6で自責点4。
緊急登板だった割には、よく投げたと思う。
それに昨年まで見られた、四球を連発して自滅するの悪癖が姿を消していた。
これだけでも今年の長谷部には(若干の)期待を寄せてもいいかと思う。
そして、それ以上に大爆発したのが金鷲打線。
5回までは4対4のシーソーゲームだったが、
7回には一挙7点を挙げるビッグイニングを創出。
先発の大嶺以下5投手に13安打を浴びせ、13得点をゲット。
これだけの大爆発、なんか久々に見たような気がする。
というわけで、3月戦線は2勝5敗で借金3。
でも、この勝利で4月戦線への弾みがついた…ようにも見える。
その4月戦線の回顧録は、また改めてということで。