ゲーム直前、メディアに流れたブラウン解任報道。
せめて終わってからにすればいいものを。
なんか、ホデフロのネガティブな思いが伝わってくるなぁ。
こんな状況下で「勝て」と要求するほうが無理ってもんだ。
案の定、初回から四死球を連発してアップアップだった岸に、
牧田がゲッツーという助け舟。
結局、武ちゃんの“惜別弾”一発という、
今季を象徴するショボいゲームでした。
一方、先発の菊池は6回3失点とマアマアの出来。
来季は先発ローテ入りに期待がかかりますね。
それに失点はすべてホームランだから、
防ごうと思えば防げていたかも知れない。
おまけにフェル砲まで“惜別弾”をお見舞いしてくれるとは!
石持て追い出したのに…ホント犬鷲思いの野郎だぜ!!
それにしても、ここ数年、Kスタ最終戦は監督人事が絡むよなぁ。
一昨年は対戦相手の福岡(S)ソフトバンク王監督のラストゲーム。
“世界の王”最後の雄姿に敵味方別け隔てなく喝采を贈ったのでした。
昨年は、もちろんノムさん解任騒動。
最後のゲームなのに監督の挨拶ナシとは何事か! と、
前年とは打って変わってバッシングの嵐が吹き荒れました。
そして今年は…ブラウン監督の更迭だけでなく、
対戦相手のナベQ監督もフロントに「進退伺」を提出中。
下手したら来季どちらも姿を消している監督同士の対戦になろうとは!
Kスタが呪われているのか? それとも何かのサインなのか?
というわけでマーティ“赤錆”ブラウン監督は、
理不尽ヘッドとともに、これにてお役御免。
「2年契約だから1年目は様子見、勝負は2年目」
とでも思っていたのなら、考えが甘かったと言わざるを得んでしょ。
それが日本で許されるのはノムさんクラスの、一握りの監督だけなんだし。
「ことしに関してはアメリカ式を取り入れてきましたが」とは、ヨネジュン社長の弁。
やはり楽天本社の「社内公用語英語化制度」とリンクしていたか(笑)。
ヨネジュン社長によると次期監督は「今の段階では全く決まっていません」とのこと。
監督クビにしてから後任を探しているのだろうか?
泥棒を見つけてから縄を編んでるようなもんでしょ。
そんなわけ絶対ないと思うけどね。
それに、監督やヘッドコーチだけでなく、
佐藤コーチも古巣のオBsに復帰するって噂があるし。
首脳陣は総とっかえになるんでしょうか?
現在発令されている“新聞辞令”をもとに、
次期監督の個人的な憶測を列記してみました。
ノムさん復帰説
世間的には否定的な意見ばかり目立ちますね。
そりゃ、あんなクビの切り方したんだから、
「フロントは何考えてんだ!」ってなるのは当然。
でも、今でも高額な年棒もらってる名誉監督なわけだから、
“名誉”が取れるだけで、別に不自然でも何でもないでしょう。
個人的には別の面から全否定ですが。
なにより体力的な問題、チーム内融和の問題など、
復帰されたところで何ひとつ前に進めない気がします。
現場監督なんだから、せめて選手と一緒に動ける人じゃないと。
むしろここは“名誉監督”という名のゼネラルマネージャーとして、
後任監督やコーチ陣の組閣編成などに腕をふるって欲しいものです。
東尾修説
鷲の監督にトンビが就任…って(笑)
でも昨年、ホントに最有力候補だったのは間違いない。
楠木編成部長との“西鉄ライン”の為せる技でしょう。
けどなぜ、ポシャったのか?
監督就任が決まりかけてた頃、三木谷と一緒にゴルフを回ったとき、
なんかマナー的に許しがたい行為があったので監督の話は消えた…
って「日刊ゲンダイ」に書いてあったけど。ホントかね?
荒木大輔説
昨日の『どうする!どうなる?「赤錆vsホデフロ」』に書いた通り。
実現する可能性、意外に大きいと思います。
でも、田尾監督の二の舞になりそうだから、
個人的には「止めといたほうがいいですよ」って言いたいけど。
古田敦也説
ブラウンが2年務めた後、古田に禅譲…みたいな話が、
半ば“定説”みたいに流れてました。
でも古田自身は今、引き受ける状況にないって思ってるでしょうね。
ノムさんの復権が現実味を帯びているだけに、なおさら。
渡辺久信説
大穴中の大穴じゃないですかね。
ナベQ監督はデーブ大久保解雇事件で、
埼玉(S)のフロントに対する不信感が根強いそうだから。
今はCSを控えているから「進退伺」で留めてるけど、
終わったら辞めようって意思は固いんじゃないでしょうか。
じゃなきゃ、こんな時期に「進退伺」なんて出しませんよ。
「監督を辞めた翌年すぐライバルチームに移るなんて!」と、
世間からは非難を浴びそうだけど。
でも、ノムさんだってヤクルトを辞めた翌年、
阪神の監督になってるわけだし。
ナベQは現役時代の最晩年を過ごしたヤクルトで野村ID野球に触れ、
その時に得た経験が2008年の日本一につながったと公言しています。
その意味で東北(R)で野村イズムを継承するのに最適な人材だとも言えます。
しかも楠木編成部長との“ライオンズライン”もあるし。
東尾監督より、よっぽどマシでは?
ただし、デーブ大久保の同時採用が監督就任の条件でしょう。
ここは取り合えず採用しておき、
ノムさんと武ちゃんが2人がかりで押さえ込めば、何とかなるかな?
山崎武司プレーイングマネージャー説
一番インパクトがあるのはコレでしょう。
まさに1975年、江藤慎一プレーイングマネージャー率いる
太平洋クラブライオンズが標榜した「山賊野球」の再現。
といっても武ちゃんは、あくまでもチームのまとめ役に専念。
仁村2軍監督を1軍ヘッドコーチに昇格させ、
実際の采配を振るってもらえばいいわけで。
要は「アメリカ式」野球で緩んだフンドシを、武ちゃん&仁村の
ドラゴンズコンビによる「山賊野球」で締め直すって寸法です。
というわけで、後任監督は上記いずれかの中から決まると思うのですが。
でも、こんなチッポケな予想を遥かに凌駕する新監督人事が実現すれば、
それに越したことはないんですけど。