5月23日の中日戦@ナゴヤドームで先発したボビー川井が再び登板。しかし2回に3点を失い1死を取っただけで降板。
これまで3連敗しながらも好投を続けてきたボビーだったが、中日に研究され投球パターンやクセを見破られたのかも知れない。
あまり対戦経験のないセのチームにも通用しないとなれば、
交流戦が明けて対戦するパのチームは更に厳しいのでは?
ボビーの後を受けたのが、これまた22日の中日戦で先発した小山。あの時は2イニング5失点という散々な結果で終わった。
しかし、この場面は1死満塁のピンチをダブルプレーに打ち取りチェンジ。
ここで大量失点を喫していたら、その後の逆転劇もあったかどうか?
5回に“同期”森野の一発を浴びたものの、3イニング2/3を1失点で降板。
その裏、カズの2点タイムリーで逆転し、小山に勝ち星が転がり込んできた。
名古屋で喫した屈辱的な敗戦の仇を仙台で返したようなものか。
中継ぎ専門だった小山を敢えて先発させた22日の中日戦。
負けはしたものの、この星野流采配術が小山の心境に何らかの影響を与えたに相違ない。
クローザーとして期待されていたサンチェスがあの体たらくだし、
これから暑くなればスパイアーだって今の調子を維持できるとは限らない。
小山がセットアッパーとして定着できるようになれば、ゲーム中盤での失点で落とすゲームを減らせるようになるかも知れない。
打つほうではガルシアが初スタメンで4の2と大活躍!
相手に研究されてないというアドヴァンテージもあるだろうし、
まだ今は交流戦で年4試合しか対戦しないセのチームが相手。
ガルシアの真価が問われるのは、
パの投手と対戦するリーグ戦の再開後になるだろう。
ゲーム後、お立ち台に上がったのはガルシアとカズ。
13年間のマイナー生活で一度もメジャーに上がれなかったガルシアと、7年間もメジャーでプレーしていたカズ。
2人が並んだ立ち姿からは“野球人生”の陰影が感じられ、 なかなか味わい深いものがありました。