開幕3連勝を狙って先発した辛島きゅん。
昨季は怪我のためシーズン途中でリタイアしたけど、今季はキャンプ時から調子良さそう。
このゲームは5回1/3を投げ、失点は6回裏の浅村のソロホームランのみ。
これだけ見ると結構いいピッチングしたようにも見えるけど。
1回裏、先頭打者の栗山を四球で塁に出したり。
2回裏には2死から四球を連発したり。
3回裏にはヒットを2本浴びたり。
結構ランナーを出している不安定な内容だった。
無失点で済んだのは辛島が抑えたというより、埼玉S打線が非力だったからだろう。
おかわり中村は不在だし、これが中島や片岡がいた時代だったら早いイニングでKOされていたのではないか?
ただ、辛島のほうも久々の1軍マウンドだったし、立ち上がりが乱れたのも止むを得ないところか。
4・5回は三者凡退に抑えているし、6回の交代も限界というより、様子を見て早めに降板させただけかも知れない。
いずれにせよ辛島の勝利は埼玉S打線にアシストされたものであり、同時に今季復調のきっかけも与えてくれたように思える。
これで辛島が今季のローテーションを回していくことが確実になった。
ローテ通りだと次の登板は1週間後の福岡S戦@コボスタ宮城。
チーム打率が3割5分を超えている相手に通用すれば、辛島も本物だろう。
辛島にとっては次の福岡S戦が今季の試金石になると言えるかも知れない。