9回表、1死満塁。
ここでヒット1本出れば逆転!
四球でも押し出しで同点だし。
阪神、甲子園に帰れるのか!
と思った瞬間「なに何ナニ?」
こんなあっけない幕切れ、日本シリーズ史上初なのでは?
ただゲームセットの瞬間、なぜ西岡がアウトなのか瞬時に分かりませんでした。
その点が後味の悪さを増殖させたのは否めなかったと思います。
もちろん阪神サイドが猛抗議するのは当然の話。
ここは主審が一旦ゲームを止めて塁審を集め、裏に引っ込んでビデオ判定を行うべきでした。
判定室には秋山監督と和田監督も呼び、映像で確認しながら西岡のアウトを双方に納得させる。
その後、西岡はアウトでゲームセット、福岡Sの勝利であることを主審はマイクで場内に宣言する。
本来ならビデオ判定なんて不要なんだろうけど、この判定ひとつに物凄く利害関係が絡んでいるから。
判定を完全に透明かつ公正にアピールするため、あえてビデオ判定という“システム”を利用する。
そうすれば、どこからも抗議は来ないでしょう。
しかも両監督が立ち会えば双方の抗議も封じられ、秋山監督の胴上げもスムーズに行われていたわけで。
判定中に待たされていたヤフオク!ドームの観客にしても。
「お待たせしました…優勝です!」ってなったほうが、より一層盛り上がるだろうし。
主審にとってあーした状況でこーした判断を下すのは難易度が高いこととは思いますが。
普通の試合と異なり、日本シリーズの優勝を決定するプレイへのジャッジだけに。
様々な利害をスッキリ解決させるためにも、より明確に判定を提示しても良かったのでは?
そう思います。