東北®日記

東北楽天ゴールデンイーグルスに陶酔する親爺の戯言

「15秒ルール」を考える

このままお蔵入り?

今や野球マスコミはWBC一色。

東京ドームのチケット売り場でも、
日本絡みの前売りチケットは、ほぼ売り切れ。

まだ対戦相手の決まっていないカードも、
日本代表が出場する可能性がある試合は、
チケットが気持ちよく捌けているようだ。

一方、「韓国対台湾」戦なんかは、
こちらも気持ちよくチケットが売れ残っている。

韓国代表だって、それなりの選手を揃えて来ているわけだし。
それに、日本代表戦ほど観客もいなさそうだ。

ナショナリズムなんて気にせず、
純粋に選手のプレーだけを堪能すれば
それはそれで「野球の旨み」が味わえそうだ。

それはさておき、WBCの影にスッポリ隠れてしまった「15秒ルール」。
あれだけ大騒ぎしてたのに、今や「15秒ルール」を云々するマスメディアなど影も形もない

まあ、そこだけを切り取って「だからマスコミは無責任」だなんて言うつもりは毛頭ない。
所詮「15秒ルール」なんて、WBCが始まるまでの場繋ぎ的なネタに過ぎなかったのだ。

WBCが終わり、公式戦が始まるころには、
ファンは「15秒ルール」のことなんて覚えちゃいないんじゃないか?

いざシーズン中に審判が下手に「15秒ルール」を適用したりすれば、
観客席から「何やってんだよ審判(笑)」って失笑が沸いたりして。

まあ、どうせ消えてなくなる程度の泡沫ルールだったから、
敢えて反対する必要もなかったかな?

むしろムキになって「導入賛成」を訴えた方々を、
「ご苦労さん」って労いたいぐらい。

それにWBC代表選手たちが12秒ルールを経てきても、
公式戦でも15秒ルールに則ってプレーするとは思えない。

それが日本の野球なんだから。
それでいいじゃんって思うけどね。

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もう結論は出ています

一昨日も大量のアクセスと様々なコメント、ありがとうございました。

これもひとえに、反対派(=15秒ルール擁護派)によるこじつけにも似た意見に対する批判と賛同が入り乱れ、うねりのように大きくなってきたからでしょう。

ではなぜ「15秒ルール」擁護派が出した意見が「こじつけ」っぽいものになったのか?
それはそれで、止むを得ない理由があります。

実は「15秒ルール」自体が、こうした試合のスピードアップに相反する、
野球の本質とは根本的に矛盾した致命的な欠陥を内包しているからです。

「試合のスピードアップのためには15秒ルールの適用は止むを得ない」

擁護派の意見をまとめると、この当たりに落ち着くのではないでしょうか?
そもそもNPBがスピードアップのために決めたルールですから、少なくとも私にはそう思えます。

しかし「ダラダラした試合だなぁ」と感じる一番の要因って、何でしょう?
野手たちがダラダラ歩いて守備位置に就くことですか?
そうした選手たちは最近あまり見かけないような気もしますが。

投手がセットポジションに就いてから投げるまでに時間がかかることですか?
むしろ、真剣な顔つきで打者に対峙する投手の表情が好きだという人のほうが多いのでは?
この「投手対打者」の対決こそが“野球の醍醐味”なのですから。

この醍醐味をブチ壊す最大の要因…それは四球です。
四球…つまりボール球こそが、試合にダラケた印象を与える要因なのです。

昨年の4月10日、北海道N対東北R戦@札幌ドーム。
ダルと岩隈が投げ合って1対0で北海道Nが勝利した試合、覚えてますか?

このゲームの試合時間、いったいどれぐらいだったと思います?
たったの2時間8分でした。
午後6時に試合が始まったので、午後8時過ぎには終わったことになります。

いい投手がストライクばかり投げて、ボール球を投げず、
四球で走者を出さなければ、すぐに野球の試合なんて終わるのです。

ところが、試合時間を強制的に短縮させたいがために、
ダラけた印象を与えるボールカウントを、わざわざ一つ増やす(笑)

こんな矛盾にすら気が付かないなんて…
野球を知ってる知らない以前の問題です。

なぜ「15秒ルール」は野球の本質に反しているのか?
…これが理由です。

--

それにしても、この北海道N対東北R戦@札幌ドーム。
15秒ルール擁護派には、これ以上ない理想的な試合でした。

なにせ2時間ですからね、地球環境にも優しい!
なにせ2時間ですからね、ライト層とやらも飽きずに見られる!

両チームとも3安打に抑えられ、
ワンチャンスをモノにした北海道Nがゲームを手中に収めた。

1シーズンに1回あるかどうかっていうほどの投手戦、名試合でした。

しかし、同じような試合が次も続いたら?
さらに、何試合も同じ試合が続いたら?

ライト層はプロ野球を見続けてくれるんですか?
全く点の入らない試合ばかり見続けて飽きないんですかね?

野球は投手の球を打者が打つ
…そうして成り立つスポーツです。

ロクにヒットも出ず、点も入らないようなゲームを、
ライト層が喜んで見るとでも?

はっきり言って“ライト層”“コア層”なんて、
単なる言葉遊びに過ぎません。

こんな言葉、口にする(というか文に書く)のも馬鹿馬鹿しいのですが、
敢えて言っておきます。

--

それから、あくまで「15秒ルール」に反対しているだけで、
何でもかんでもNPBに反対…なんてことは、どこにも書いてません。

何の問題も無ければ、何も言いません。
変なルールだから、変だと言っているまでで。

これを「選手会のいうことなら何でも賛成なのか」なんて、
まるで「組合潰し」みたいな論理にすり替える人って、
果たして野球に興味があるのか、逆に疑念を抱きますね。

まあ「15秒ルール」については、今や日本中が反対している人たちばかりなので、議論するまでもなく変なルールだったんでしょうけど。

むしろ「15秒ルール」に文句を付けることに文句を付けるほうが、
そうした意味では問題ですね。

NPBのやることに何の文句も付けるな! 
みたいな高圧的な姿勢が伺えて気になりますけど。

--

それから、実行委員会のメンバーが野球をやったことがあるか調べたか、と。
調べるも何も、マスコミで野球解説者がこぞって言ってるじゃないですか?

例えば江本孟紀はサンスポでこんなことを書いてました。
「こういうルールは実際にプロ野球を経験したOBなどの意見を聞かないで決めるからおかしなことになる」

たぶん本当なんでしょう、元国会議員が言ってるんですから。
あと大沢親分も「サンデーモーニング」で同様のことを言ってましたな。

ていうか、そうしたメディアの情報を確認したうえで質問されたらどうでしょうね。
これも答えるまでもない質問ですが、とりあえずお答えしておきます。

第一、実行委員会のメンバーが野球をやったことがあるとかないとか、
そんなことなんてどうでもいい話です。

問題は、会議室の机の上で適当に決まった事柄が、実地検証もなされぬまま、強引に実戦で適用されようとしていることにあるわけで。

それを「野球経験」にすり替えて反論するのは、お門違いですね。

--

ただ、もう個人的には結論が出ています。

「やはり15秒ルールは不要」

そして

「試合にスピードアップは必要ない!」

スピードアップが求められるべきは試合そのものではない。

選手をはじめ監督・コーチ、さらには審判も含めた、
フィールド上の人間すべてに対する意識に対して、です。

みんながスピードアップを念頭に動けば、
自ずと試合もスピードアップしていくはず。

それをルールという“法規”で強制すべきではありません。
何度でも言いますけど、野球場はトヨタ自動車の工場ではありません。

工場なら生産管理者が労働者を監視しながら、
生産ラインをコントロールするのは当然かも知れない。

でも、審判が時計とニラメッコしながら選手の動きを監視するなんて、
ナンセンスの極み。

入場料を払っている観衆に見せるような光景かって思いますけどね。

--

ただし、闇雲に時間短縮に反対なわけじゃありません。

江本は、こんなことを言ってます
「時間短縮ならストライクゾーンを広げてもいい。審判はゲームの演出者でもある。大差のついたゲームではきわどい球を迷ってボールにするより、どんどん試合を流せばいい」
同じようなことをダルビッシュも言っていました。

ボールを投げず、ストライクがポンポン入れば、試合は早く終わる。
審判が際どい球をすべてストライクに取れば、進行は早まる。

現代野球の傾向が「打高投低」にあるのは間違いないわけですから、
ちょうどバランスが取れるんじゃないですかね。

でも「15秒ルール」なんて間抜けなルールを考える人たちには、
こんな発想、とても期待できません。

15秒ルールには、こうした実際にプレーしている(orしていた)人の視点が反映されていない。
ルールの制定に現役選手を参加させろ…とまでは言いませんけど。

まあ、裏づけのない“机上の空論”は、実戦の中で淘汰されていくことでしょうけど。

「闇」とは「密室」のこと

昨日のタイトルについて「闇」の意味が分からないというご指摘を頂きました。

まぁ、あくまで「密室」という意味で使っただけで、
裏でウゴウゴ蠢く悪企み…なんて意味はありません。

でも、プロ野球関係の話題で「闇」という言葉を使うと、
どうしても「闇取引」とか「裏金」とか「黒い霧」とか、
ネガティブで悪印象な言葉を連想しがちですからねぇ…。
「闇」という言葉は相応しくなかったかも知れませんね。

だからと言って、今回の「15秒ルール」が、
公の場で正々堂々と決まったことにはなりません。

昨日の「キックオフ」ルールのところでも説明しましたが、
FIFAは最初からW杯の予選や本選に導入することはしませんでした。

とりあえず「U-17」という若い選手達の大会で試してみて、
やってみたら実際どんなものか確認してみて、
そのうえでいろいろ協議した結果、導入を見送ったわけです。

だったら、この「15秒ルール」だって1軍公式戦に導入する前に、
2軍戦で実験的にやってみたらよかったのです。

ただし、イースタンもウェスタンもリーグ戦ですから、
やるなら全試合でやらないと公平さを欠きます。
それは、いくらなんでも大変だ。

しかし、イースタンには「チャレンジ・マッチ」
=フューチャーズという格好の“実験台”があります。
この場で「15秒ルール」を念入りに試しておくべきだったんです。

そしたら「思ったより15秒って短いから30秒にしてみよう」とか、
「先頭打者は今までより四球が多くなったり、出会いがしらにヒットを打たれるケースが増えて、まるでタイブレークみたいだから止めよう」とか「いや、かえってWBCに向けて練習になっていい」とか、いろんな意見が出るでしょう。

そうした実験を積み重ねた上で、みんなが概ね納得できるルールを作ってから、
今季1軍に導入してもよかったんじゃないの? って言ってるわけですよ。

同時に「ただいま15秒ルール導入に向けて試験中ですよ」と、
随時マスコミに報道してもらってファンに浸透させておけば、
こんな珍妙な騒動にはならなかったんじゃないでしょうかね?

こうしたことを一切せず、プロ野球で試合したこともないような人たちが、
「チームマイナス6%」だかなんだか知らないけど上からの「お達し」を、
選手や監督たちが納得してないのに「ルール」だとして無理やり押し付けた。
こうした行為を「密室」よりキツい「闇」という言葉で表現したわけです。

「15秒ルール反対」に反対している人たちって、
こうした手順も踏まずに「闇」の中でルールが決まることに、
何の抵抗も抱かない人たちなんですかね?

反対意見を読んでいると「上が決めたことだから反対なんかせず、大人しく従っとけばいいんだよ」みたいな傲慢さが垣間見えるわけです。

まあ、あと何年かしたら「あのとき私は反対したんですけどね」なんて、
どこぞの総理大臣みたいなことを言い出さなきゃいいんだけど(笑)

それから「審判に何様だとは、貴様こそ何様だ!」という意見。
これもまた「闇(=密室)」とリンクしてます。

熱心に情報を収集しているプロ野球ファンは「15秒ルール」なんて先刻ご承知だから、
二塁塁審が球児に「15秒!」って言っても「あ~あ」で終わるでしょう。

でも「15秒ルール」って何のことだか分からないファンのほうが多いんじゃないかな?
特に「ライト層」とかいうファンの人たちに。

球も投げてないのにボールカウントが一つ増えるわけだから、
事情を知らなきゃ、特に自分の贔屓チームなら「なんだよ審判!」ってなるでしょう。

つまり事前にチームにもファンにも浸透させておけば、
審判だって罵声を浴びせられることはないわけですよ。

こんなこと言っちゃミもフタもないんだけど、
既に「15秒ルール」って導入されてるわけだから、
四の五の言ったって仕方のない話です。

でも、一部の限られた「闇」の中の人達の手によって、
外側にいる一般の人間が誰も知らないうちに、
ヘンテコなルールが勝手に決まっていくことだけは、
どうしてもスンナリ認めるわけにはいかないんですよ。

あのオリックスと近鉄の合併劇だって「闇(=密室)」の中で決まったこと。
その間に産み落とされた“鬼っ子”イーグルスのファンとしては。

まあ、いわんこっちゃないって感じですね。

「15秒ルール」の影に潜む闇

昨日も「真に必要なことって何?」に多数のアクセスと長文のコメントを頂き、
誠にありがとうございました。

「15秒ルールには反対だけど、スピードアップには賛成」
意見をまとめると、ここらあたりに落ち着きますでしょうか。

さて、北海道Nと阪神の練習試合。

強行突破を宣言していたダルビッシュではなく、
球児が15秒ルールの餌食になってしまいました。

皆さん、見ましたか?
二塁塁審がストップウォッチ片手に“申告”するシーン。

昨日も書きましたけど、あんなシーンは絶対に見たくなかった。
球児であれ、ダルビッシュであれ。

二塁塁審、お前何様だよ、と。
試合の流れを止めるなよ、と。

だからこそ「試合にスピードアップは必要か?」と疑問を呈したんです。

虎キチは、どうなんでしょう? 
以前から球児に「チャッチャと投げんかい!」と不満タラタラだったんでしょうか?

それとも、いろいろ投げる前に時間かかっても、
「アレないと球児ちゃうよな」と“儀式”みたいに思っていたのでしょうか?

自分的には後者を支持しますけどね。

それを含めて“野球”だと思いますし、
それを認めて応援するのがファンだと思いますから。

--

15秒ルールで思い出すのが、以前サッカーで導入されかけた“キックイン”。

スローインだと時間がかかるので、足で蹴り入れようというもの。
目的は15秒ルールと同じ、スピードアップのため。

キックインが試行されたのは、1993年に日本で開催されたU-17世界選手権。
でも結局は見送られ、今ではフットサルやビーチサッカーでしか行われていない。

ではなぜ、導入が見送られたのか?

確かにリスタートは早まったので、
目的のスピードアップは達せられた。

しかし、手で投げ入れるより足で蹴り入れたほうが、
当然ながらボールの飛距離は長い。

そこで、背の高い選手を目標に蹴り入れれば、
そこを起点にして簡単に点が入るようになった。

結果、大味な試合ばかりになってしまった。
サッカー界は試合のスピードアップより、クオリティを優先したわけだ。

--

もちろん15秒ルールに全く同じことを当てはめて考えろと言っているわけじゃありません。

でも、いくらランナーなしとはいえ、打率や本塁打トップの打者相手に、
ロクにサインも交換せず投球していいものでしょうか?

キックインと同様、いきなり長打を喰らって、
それを契機に大量失点…なんてことになったら、
ますます試合時間が延びちゃう。
これじゃ、まさに本末転倒です。

そもそもが、今季イキナリ導入を決定して選手たちに強制する前に、
昨シーズン、フューチャーズででも実験的に試行して、
問題点を改善したうえで導入してもよかったんじゃないですかね?

この「15秒ルール」には、試合時間短縮という“大義名分”以前に、
日本のプロ野球界が抱える“闇”みたいなものが透けて見える。

今回、頂いたコメントを通読して、そのような感想を抱きました。

真に必要なことって何?

昨日の「試合にスピードアップは必要ない!」にも再び多数のアクセス&コメントを頂き、
誠にありがとう m(_ _)m ございます

ですが、やはり「試合にスピードアップは必要ない!」という気持ちに変化は起きませんでした。
むしろ自論に自信が持てたほどです。

それどころか、反対意見の中にあった「野球が離婚の原因」とか「ライト層コア層」といった、
こじつけみたいな引用まで飛び出してビックリしております。
こんなことまで持ち出して反対することか? と、正直思いましたが。

でも反論する気にもなりませんので、言いたいことだけ言わせていただきます。

ノムさんやダルビッシュや岩隈は、試合時間を長引かせたいがために反対しているわけではありません。

15秒ルールがプロ野球の本質を歪める危険性を孕んでいるからこそ、反対しているのです。

例えばローズやカブレラ、あるいは中島やおかわり君を相手にしても、
たった15秒じゃ入念なサイン交換もできず、
間合いを外したりといった“小技”を効かせることもできない。

しかし15秒以内に強制的に投げさせられた挙げ句、
ホームランを打たれて負けても、敗戦の責任は投手が負うのです。

スピードアップのためなら、こうした投手と打者との“駆け引き”を犠牲にしてもいいのか? 
と主張しているのです。

ただ、ダルや岩隈レベルの投手なら、まだ15秒ルールに適応できるかも知れません。

しかし、ベンチからサインが出ているようなバッテリーだったら、とてもじゃないけど15秒じゃ収まらないでしょう。

別に、バッテリーが乱数表を使っていた時代に戻せなんて言ってません。
やらずもがなの、余計なことをわざわざやるなと言っているだけです。

あと気になったのが、試合時間の短縮例に高校野球を引き合いに出す意見です。

こんなこと言うまでもないのですが、
同じ野球でも高校野球とプロ野球は似て非なる別物です。

高校野球は“教育”です。
選手たちは観客などに目もくれず、目の前の白球だけを一生懸命に追いかけている。
試合時間が短いのは当たり前です。

一方、プロ野球は“職業”です。
選手たちは相手を欺くことばかり考え、
敵より上を行くために鍛錬し、
観客にいいところを見せるために練習している。
試合時間が長くなるのも当たり前なのです。

この違いすら分からないのに「プロの試合を高校野球なみの時間で」なんて主張するのは、
並木藪の蕎麦と「緑のたぬき」を一緒くたにしているようなものだと言えるでしょう。

あと「ライト層」というのも、よく分かりません。
選挙で言う「浮動票」みたいなものでしょうか?

たかだか15秒ルールを徹底したぐらいで「ライト層」が増えるものでしょうか?

たとえばイチローがオリックスで活躍していた時代のGS神戸には、
入りきれないほどのお客さんが詰めかけました。

でも、イチローがシアトルに去った途端、GS神戸からもお客さんが去っていった。
このお客さんみたいな人たちのことを「ライト層」と言うのでしょうか?

だとしたら「15秒ルール」みたいな姑息な手ではなく、
各球団ともスーパースターの育成に地道を上げることこそ本道なんじゃないでしょうか?

最後に、二塁塁審がストップウォッチで時間を計っている前でピッチャーが投球しているなんて、
あまりにも呆れ果てた光景です。

前にも書きましたが、野球場はトヨタ自動車の工場ではありません。
あまりにもプロ野球のピッチャーを愚弄してるのではないでしょうか?

そういう世界に慣れている人は「15秒ルール」をスンナリ受け入れられるんでしょう。
けど、自分的には野球場でまで、そんなシーンを見たいとは思いません。

試合にスピードアップは必要ない!

昨日の「試合にスピードアップは必要か?」に多数のコメントを頂戴しまして、
誠にありがとう m(_ _)m ございます

コメントを通読して改めて思ったのは、
やはり「試合にスピードアップは必要ない!」ということでした。

15秒ルールなんて、もはや論外。

しかもダルだけでなく、岩隈も反対の姿勢を打ち出した。
岩隈は2段モーション禁止ルールで散々な目に遭ったから、
コミッショナー事務局が現場の意見を吸い上げることもなく、
勝手にルールを制定することに強い憤りを抱くのだろう。

「プロなんだから慣れていってもらえるでしょう」などと、
加藤コミッショナーはノンキなことを言っているようだが。

プロでもない人間が、プロに対して偉そうなことを言うな!
一回マウンドに上がって15秒ルールを自分で実践してみろって言いたい。

そもそも侍ジャパンのエース2人が反対しているようなルールが、
果たして真っ当なものだろうか?

2人はWBC出場辞退をブラフにかけても、
15秒ルールの撤廃を強くアピールしたっていいぐらいだと思う。

それから、試合時間が長いという意見。

スタジアムで観戦すれば分かることだが、
3時間なんてアッという間に過ぎる。

一昔前と違って今では各チームとも来場者を飽きさせないように、
イニングの合間にクイズを出したり、チアリーダーたちがダンスしたり、
応援歌を歌ったり、さまざまな工夫を凝らしている。

特に千葉マリンスタジアムなんて、時間がかかって仕方がない。
夏場は花火を打ち上げたり、隠れているリーンちゃんを探したり。

でも、それで試合が長引いても、文句を言ってる客なんて一人もいなかったよなぁ。
むしろ試合が長引けば、それだけマリーンズサポーターの応援を見ることができるから、
かえってトクしたと思えるぐらいだ。

こうしたイベントを山盛りに詰め込めば、とても3時間以内に終わるはずがない。
それにテレビ中継だとCMが流されていて、こうしたイベントが画面に映ることもない。

テレビの前でタダで見ている人たちが付ける「試合が長い」という文句のために、
入場料を払ってスタジアムで観戦している人たちへのサービスが削がれてしまう。
本末転倒とは、まさにこのことだ。

こうしたアトラクションなんて見たくない!
純粋に選手のプレーだけで楽しませてくれ!

そういうファンもいるだろうが、今の球場は居場所がない。
自宅でCSの完全中継をHDレコーダーに録画して、早送りして見るほかないのでは?
純粋に選手のプレイだけを堪能したいのなら、それで十分だろう。

NPBも“Let's 省 Time!”なんてクダラないキャッチフレーズを考える前に、
もっと省くべきムダがあるんじゃないか? 例えばコミッショナー本人とかね。

試合にスピードアップって必要か?

よく「試合のスピードアップを図りましょう」って意見を耳にする。

たぶん地上波中継が試合の途中で打ち切りになると、
テレビ局にファンからの抗議が殺到するので、
それに辟易したテレビ局と広告代理店がNPBに注文を出したんだろう。

でも、ファンにとっては1分1秒でも長く選手を見たいわけだから、
できるかぎり長く試合をしてもらったほうが、ありがたい。

それに今やプロ野球中継の主流はCSに移り、地上派中継は減り続ける一方。
そんなテレビ局への抗議も減っていることだろう。

だけど“スピードアップ”という掛け声だけは、今でも幽霊みたいに漂っている。
例えば攻守交代のときスクリーンに表示される時間のカウント、あれはウザい。

別に時間かけて交代したっていいじゃん。
それだけファンは選手を長く見ることができるわけだから。

さらに今度は「15秒ルール」だって。

キャッチャーから返球を受けて15秒以内に投球しない場合、
ピッチャーは審判に「ボール」を宣告されるってルールだ。

これにノムさん、噛み付いている。

これってお客さんのこと考えているのかね?
お客さんに失礼が当たるような行為は注意しなきゃいけないと思うけど、
試合時間を短くすることって、お客さんが望んでるの?
一概には言えないけど、お客さんってスタジアムに長くいて楽しみたいんじゃないの?

昔、これと同じようなことを上岡龍太郎もテレビで言っていたような気がする。

技術が上がって今と昔とは時代が違うんだから、2時間では終わらないですよ。
打高投低の時代なんですから、3時間はかかるでしょ。
今は1―9番まで気が抜けないんだから

特にパはDH制を採用しているから、セより余計に時間がかかるし。

ピッチャーとキャッチャーがサインの交換に、
いくら時間をかけてもいいと、個人的には思う。

「早く投げろ」というイラダチより、
「次は何を投げるんだろう?」という期待感のほうが先立つからだ。

それに球場を2時間で追い出されるより5時間もいられたほうが、
ファンはトクした気分になるよな。
好きな選手たちを倍は見続けられるんだから。

要は“スピードアップ”にかこつけて、
球団はじめ関係各所が経費を削減したいだけなのでは?

ナイターの照明代だって馬鹿にならないし。
球団や球場の職員だって早く帰りたかろうし。

ビールの売り子に支払う時給だって、試合が長引くほどかさんじゃうし。
かといって時間が遅くなるほど客は帰るから売り上げも減っちゃうしね。

でも、野球場はトヨタ自動車の工場じゃないんだから。
そんな些細な物事のためにプロ野球の魅力が削ぎ落とされるべきではない。

攻守交代の時間のカウントも、15秒ルールも、いりません。

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