5月30日に中止になった横浜戦@ハマスタの代替ゲームに行ってきた。
東京ドームや神宮球場の交流戦には行ったことあるけど、ハマスタでの交流戦は初めて。
それより何より前に来たのはDeNAが親会社になる以前のことだから相当昔のこと。
球場の全体構造そのものは変わってないけど。
設備が更新されていて全体的にキレイになっているのが印象的だった。
今夜は代替ゲームだし、サッカーW杯「日本vsコロンビア」戦もある。
そんなに混まないだろうなぁ…そんな予想通り。
「席いっぱい空いてますよぉ〜」
チケット窓口のお姉さんが笑いながら言った。
プレイボール30分ぐらい前にスタンドへ。
ガラガラだという割にはソコソコ埋まっている。
時間が深まっていけば、もっと客は増えるだろう。
そのスタメンラインナップを見て少々オドロキ!
すべて日本人選手なのだ!
ウィラーが怪我、ペゲーロが不調でそれぞれ2軍落ち。
しかもDHのないセのゲームであることを差し引いても。
昨年あれだけ外国人選手に頼っていただけに。
スタメンに外国人選手の名がないと、やはり落ち着かない。
さて、平石監督代行のビジター初ゲーム。
17日に行われた初采配のゲーム阪神戦@楽天生命パーク(略して「楽生P」)では8対0と圧勝。
チグハグだった打線がうまくつながり、投げては今季片目すら開いてなかった美馬が初勝利。
だがしかし、これだけの快勝は久々だったせいもあって。
まだ、平石監督代行の力量を見定めるまでには至らない。
馴染みのないセのチーム相手、しかもビジター。
力量を見極めるには申し分のないシチュエーションだ。
東北®の先発は古川、ここまで2勝1敗。
だが、その2勝はいずれも交流戦で挙げたもの。
しかも対横浜3連戦の第2戦にも先発し、このゲームでは負けている。
この第3戦の代替ゲームは古川にとってリベンジなのだ。
一方、横浜先発のバリオスは、薄っすらと覚えている。
一昨年まで福岡Sに在籍していた投手。
基本的には中継ぎだったが、あまり活躍していた記憶がない。
その投手を先発でぶつけてくるとは、ナメられてるのか?
そのお陰かどうなのか分からないが、外国人打者不在でも狗鷲打線は爆発!
5回裏に回ってきた打席で代打を送られ、交代という憂き目にあった。
そこで登場した代打が、なんと…中川大志!
そう、昨オフに東北®を自由契約となったタイシである!!
こんなところで再会するとは…でも三振。
タイシにだったらホームラン打たれてもよかったのに。
ビジター側シートエリアにも関わらず、気付いたら周りをベイのファンに囲まれていた。
たぶん代替ゲームでなければ当日券じゃ入場できなかったろう。
それにしても周囲は小さな子供を連れた家族だらけ。
しかもビールの売り子は美人揃い。
殺伐とした酔っ払いが球場内を闊歩していた昭和のハマスタとは別次元の世界だ。
5回裏、1死一塁というシチュエーションで、不調を訴え欠場が続いていた筒香が代打に登場。
5対1というビハインドにも関わらず、場内はこの日最高潮といってもいい盛り上がりぶり。
だがしかし! コージー青山の外角球を引っ掛けて三塁ゴロのゲッツー。
沸騰したお湯に差し水したかのように、場内はシュワーッと冷めていったのであった。
古川は6回1失点という上々のピッチング。
7回からはコージー→サブちゃん→ハーマンのリレー。
8回には茂木のダメ押し3ランまで飛び出し、東北®が7対1で快勝!
先発の古川が勝利投手となり3勝目。
しかも、この3勝すべてが巨人、中日、横浜との交流戦で挙げた勝ち星。
今オフにセのチームからトレードの申し入れがあったりして。
というわけで、2試合連続で大量得点による勝利で幕を閉じた交流戦。
たった2試合。されど2試合。
“アマ野球エリート”平石洋介の「野球頭脳」開花の予告編としては申し分のないゲームだった。